パンの髭を切るニンフたち

パンの髭を切るニンフたち


作品情報

制作年
1640
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
77.2 × 120.6 cm

ストーリー

この絵は長いあいだ《ムーサたちに痛めつけられるマルシュアス》と呼ばれてきた。マルシュアスはアポロンとの音楽の競い合いに敗れ、その罰として皮を剥がれたサテュロスで、女たちの輪に押さえつけられた山羊脚の人物には、その題がふさわしく思えたのである。のちに主題の出典は、ナポリのある画廊の絵を描写した3世紀のギリシアの著述家ピロストラトスの『画像』にあると突き止められた。それによれば、パンの下手な踊りと言い寄りにうんざりした野のニンフたちが、真昼に眠っている彼を捕らえ、両手を後ろ手に縛り、彼がいちばん自慢にしている髭を切ってしまう。アムステルダム国立美術館は、彼女たちの上に立つ若者を、この罰を指図する芸術の神アポロンと見ている。

ヨルダーンスがこれを描いたのは1640年ごろである。アムステルダム国立美術館の所蔵で、1948年からマウリッツハイスに貸し出され、ウィレム5世ギャラリーに掛けられている。ピロストラトスの記述では、ニンフたちはさらに、エコーを説き伏せてもう二度とパンの呼びかけに応えさせないと脅している。

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