
John Everett Millais · PD
オフィーリア
作品情報
ストーリー
ラファエル前派の画家ミレイが1851年から翌年にかけて描いた一枚で、題材はシェイクスピアの「ハムレット」。恋人に父を殺され、正気を失って川に落ち、歌いながら静かに溺れていくオフィーリアの姿である。ミレイはまず戸外で本物の川辺に何か月も通い、岸の草花を一本ずつ克明に写した。人物はそのあと、ロンドンのアトリエで描いている。モデルをつとめたエリザベス・シダルは、水を張った浴槽に長時間横たわった。湯を温めるため浴槽の下に置いたランプの火が消えたのにミレイは気づかず、シダルは冷えきった水の中でひどい風邪をひいてしまった。怒った彼女の父が、のちに医療費を画家に請求したという逸話も残る。水面に浮かぶ花の一つ一つには、当時の人が読み取れる花言葉が込められている。絵はロンドンのテート・ブリテンにある。




