動物のいる楽園風景

Jan Brueghel the Elder · PD

動物のいる楽園風景


作品情報

制作年
1613
技法
油彩
種類
絵画
寸法
61 × 90.2 cm

ストーリー

旧約聖書の創世記で、神は大洪水の前に、あらゆる動物をひとつがいずつ方舟に入れるようノアに命じる。父ヤン・ブリューゲルはこの場面を、緑豊かな風景を鳥や獣で埋め尽くすための題材にした。1613年の年記をもつ最初の作例はロサンゼルスのゲティ美術館にあり、何点もの模写が伝わっている。ブダペスト国立西洋美術館によれば、この構図は約100点にのぼる楽園風景の原型とされる。オーク材の板に描かれた本作は1613年から1615年頃の制作で、画家の研究書を著した専門家は、ブリューゲル自身の手による再制作と認めている。中央の灰色の馬と二頭のライオンは、アントウェルペンの画家ピーテル・パウル・ルーベンスの作品から借りたモチーフだ。第二次世界大戦末期、美術館の収蔵品の多くは慌ただしく貨車に積まれて西へ運び出された。この絵もミュンヘンに米軍が設けた美術品の集積所を経て、ブダペストへ戻っている。

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