
Paul Gauguin · PD
雪のパリ
作品情報
ストーリー
1894年2月24日、パリに雪が降った。この絵の制作時期は、その日の天候記録から割り出されている。ゴーギャンは前年の夏にタヒチから戻り、モンパルナス地区にアトリエを借りていた。描かれているのはその窓からの眺めである。屋根、葉を落とした木、溶けかけた雪の色をした通り。奥の店の正面には「Neufs Occasions」という文字の一部が読み取れる。新品と中古品を扱う店の看板である。1894年5月、この画布は作者の手を離れた。渡された相手はテオ・ファン・ゴッホの未亡人ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲルで、オランダのブッスムに住み、亡き夫の集めた作品をまとめて守っていた。パリの雪がフィンセントの名を冠した美術館にある理由はそこにある。




