
Gustave Courbet · PD
雪景色
作品情報
ストーリー
1876年、クールベはレマン湖畔のラ・トゥール・ド・ペルツで、亡命三年目の冬を迎えていた。パリ・コミューンのあいだに倒されたヴァンドーム広場の円柱をめぐって責任を問われ、1873年にスイスへ渡ったきり、故郷オルナンには戻れないままだった。翌年には、円柱の再建費用を毎年分割で払えという判決が出る。雪の斜面と黒い岩、葉を落とした灌木は、彼が1860年代からフランシュ=コンテの山で描きつづけてきた画題である。筆は速く、絵具をナイフでこすりつけた跡がそのまま残っている。クールベはこの絵の翌年、58歳で死んだ。絵のほうは地元の軍人の収集品から買い戻され、1976年に、彼が生まれた家へ収まっている。




