
Giovanni Bellini · PD
聖母と福音書記者聖ヨハネのいるピエタ
作品情報
ストーリー
これはベリーニの初期作で、1455年ごろにテンペラで描かれました。当時の彼はまだ若く、ヴェネツィアにある父の工房のすぐそばで仕事をしていました。死せるキリストが立った姿で支えられ、母と福音記者ヨハネがその両脇に寄り添っています。三人とも板の手前の縁ぎりぎりまで押し出され、三つの顔は見る者の空間へせり出してくるかのようです。これはベリーニが工房の名ではなく、自らの名で署名した最初期の作品の一つで、この主題は彼を強くとらえました。その後の数十年、彼は同じ場面へ、すなわち二人の嘆く者に支えられた死せるキリストへ、幾度も立ち返り、やがてそれは彼の名と最も深く結びつく図像の一つになりました。この最初の一枚では、筆はなお堅く彫刻のようで、悲しみはごく静かに抑えられています。




