
Claude Monet · PD
ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅
作品情報
ストーリー
1877年、モネは風景画家としては珍しいことをした。イーゼルを駅の構内に据えたのだ。数か月のあいだ、彼はパリのサン=ラザール駅を何度も描き、12点の連作にまとめた。この一枚はヨーロッパ橋の方を見ている。1863年に線路の上へ架けられた鉄の橋で、奥にはローマ通りの建物が並ぶ。彼が本当に惹かれたのは橋でも建物でもなく、機関車の吐く蒸気だった。それは立ちのぼり、輪郭をほどき、屋根を空に溶け込ませる。町でいちばん新しい駅を、モネは、他の画家が谷や川を扱うように扱った。




