
Gustave Courbet · PD
サランの少女の肖像
作品情報
ストーリー
ジュラ地方の小さな温泉町サラン=レ=バンには、クールベの旧友マックス・ビュションが住んでいた。1851年12月のクーデターを逃れてスイスへ亡命し、1856年にようやく帰郷を許された詩人である。以後クールベはたびたびこの町に滞在し、土地の人びとを描いた。この少女もその一人だが、名前はどこにも記されていない。代わりに残ったのは絵の来歴のほうだ。パリで働いていたジュラ出身の家具職人ジャン=ポール・マザロの手にわたり、彼は生涯に40点ほどのクールベを集めている。1896年2月、オテル・ドゥルオーで開かれたジェラール旧蔵品の売立てでは165フランで落札された。ニューヨークの競売に二度かけられたのち、1998年にクールベ友の会が買い戻し、オルナンの美術館に収められた。




