
Jan van Eyck · PD
青い頭巾の男の肖像
作品情報
ストーリー
手のひらほどの小さな板絵だが、これはヤン・ファン・エイクが1430年ごろに描いた、現存する最初期の肖像のひとつとされる。青い頭巾をかぶった男が、指輪を手にこちらを見つめている。名前は伝わっていない。頬の皺から頭巾のひだに落ちる光まで、ファン・エイクらしい執拗なほどの観察が、すみずみまで行きわたっている。18世紀、この絵はトランシルヴァニア総督ザムエル・フォン・ブルケンタールの収集品となった。1948年、共産政権は館のもっとも貴重な数点とともにこれを接収し、ブカレストへ移す。シビウが欧州文化首都となる2006年の末に、ようやくもとの館へ帰ってきた。




