リュートを持つ男の肖像

Pierre Paul Rubens · PD

リュートを持つ男の肖像


作品情報

制作年
1615
技法
油彩
種類
絵画
寸法
113 × 85 cm

ストーリー

長いあいだ、トロワの美術館はこの男性をスペイン人として紹介してきた。ギターを爪弾くイダルゴ、描いたのはマドリード宮廷の肖像画家ベラスケス、という札が掛かっていた。ある大きな展覧会が、その札を書き換える。楽器はあらためてリュートと読み直され、筆はフランドルのものと見なされ、作品はアントウェルペンで1610年から1615年ごろに活動していたピーテル・パウル・ルーベンスに帰された。この移動は、モデルを北のフランドルへ、そして一世代ぶんだけ前へと動かす。イタリアから戻ったばかりのルーベンスが、ヨーロッパでも指折りの忙しい工房を築きつつあった時期である。帰属はいまも慎重で、目録には確定ではなく「ルーベンスに帰属」と記されている。この油彩が美術館に入ったのは1892年、地元の収集家オディフレッドの未亡人からの寄贈だった。

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