
Rembrandt · PD
襞襟の女性の肖像
作品情報
ストーリー
レースで縁取った頭巾と、大きく張り出した白い襞襟。この女性が誰なのかはわかっていない。かつては法学者グロティウスの妻の肖像と考えられていたが、1882年にこの説は退けられた。
画面右にはレンブラントの署名と1633年の年記がある。ところが1969年、美術史家ホルスト・ゲルソンは弟子の作ではないかと唱え、1986年には、レンブラント本人の作品と工房作を見分けるために組織されたオランダの研究チーム、レンブラント・リサーチ・プロジェクトも工房作と判断した。同じプロジェクトは約30年後、最終巻でこれをレンブラント本人の作に戻している。
板の裏にはナポレオン美術館の印が残る。当時のルーヴルの名である。1807年、フランス占領下のブラウンシュヴァイクから公爵家の絵画の多くがパリへ運ばれ、この肖像が戻ったのは1815年のことだった。




