
Raphael · PD
青年の肖像
作品情報
ストーリー
クラクフのチャルトリスキ美術館が誇っていたこの肖像を、ラファエロは1513年ごろに描きました。おそらく画家自身を写した自画像だと考えられています。第二次大戦で行方知れずになった絵画のなかでも、最も惜しまれる一枚です。1939年にドイツがポーランドに侵攻すると、絵は屋敷の壁に塗り込めて隠されましたが、ほどなく見つかり接収されます。やがてクラクフを治めたナチス高官ハンス・フランクの官邸を飾りました。1945年、フランクがドイツへ逃げたのを最後に、行方はわからなくなります。同じ館のレオナルドやレンブラントは戦後に返還されましたが、このラファエロだけは、今も見つかっていません。




