若い夫婦の肖像

若い夫婦の肖像


作品情報

制作年
1622
技法
油彩・板
種類
絵画
寸法
124.5 × 92.4 cm

ストーリー

1880年、シドニー伯爵はロンドンのロイヤル・アカデミーで開かれた古典巨匠展に一枚の板絵を貸し出しました。どうやらこの作品で、目録にはただ「貴婦人と紳士」、ルーベンス作とありました。1917年、ロバート・ドーソン・エヴァンズ夫妻のコレクションとともにボストン美術館に入ったときも、まだルーベンスとして登録されています。現在はヤーコブ・ヨルダーンスの作とされ、1621年から1622年頃の制作と考えられています。主役は妻のほうです。豪華な衣装で椅子に座り、自信に満ちたまなざしでまっすぐこちらを見ています。夫はその傍らに立っています。背後には堂々とした建築と遠くの風景が広がります。二人の頭上には、こんもりとした蔦が垂れています。蔦は支えにしっかり絡みつくことから愛と貞節のしるしとされ、美術館はこの肖像が二人の結婚を記念して描かれたと考えています。夫婦の名前は伝わっていません。描かれているのは木の板で、フランドルの画家たちはこの大きさの絵に、艶のある画面が得られる板を好んで使いました。

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