
Vincent van Gogh, Portrait of an Old Woman, 1885. Wikimedia Commons. · PD
老女の肖像
作品情報
ストーリー
1885年11月の終わり、ファン・ゴッホはアントワープに移り、絵具商の店の上の部屋を借りた。暮らしはごく質素で、テオから届く金はほとんど絵具とモデル代に消えた。12月19日の手紙では、大聖堂よりも人の目を描きたい、大聖堂がどれほど荘厳でも目の中には大聖堂にないものがあると弟に書いている。同じ手紙で、モデルには金を払わなければならないという難点も認めている。
白い帽子をかぶった老女のこの頭部は、その冬の仕事である。「産婆」など別の題でも呼ばれてきたが、描かれた女性が誰なのかは分かっていない。
翌年1月にはアントワープの美術アカデミーに登録し、午前は石膏像の写生に通った。2月の末にはもうパリへ移っている。




