
アンナ・ホーフトマンの肖像(1613-1645年以降)
作品情報
ストーリー
この肖像画はとても小さく、高さは19センチにも満たない。そして、一枚だけで掛けられることは想定されていなかった。1633年ごろ、アムステルダムの商人で当時25歳のジャン・フォンテーヌが20歳のアンナ・ホーフトマンと結婚し、夫妻はヘンドリック・ポットに対の肖像を描かせた。夫の板絵が左に、妻の板絵が右に並び、どちらも大理石に見せかけて彩色した当初の楕円形の額に今も収まっている。二枚はおそらく一族のあいだで受け継がれ、のちにカルクーン家の相続人たちの手に渡った。1966年、アブラハム・カルクーン男爵がオランダ国家に遺贈し、1987年からマウリッツハイス美術館にあって、2010年に同館の所蔵となった。アンナ本人について題名が伝えるのは、記録に残るとおりのことだけだ。1613年に生まれ、亡くなったのは1645年より後だということしかわかっていない。

