
娼家での陽気な集い
作品情報
ストーリー
1620年代から1630年代にかけて、ハールレムの画家たちは、着飾った若者たちが飲み食いし、戯れる様子を描いた小さな生き生きとした絵を数多く手がけ、買い手はそれを流行の見本として、また戒めとして同時に楽しんだ。ヘンドリック・ポットのこの一枚では、宴の場所がどこなのか迷う余地はほとんどない。食卓の奥では天蓋つきの寝台のカーテンが開き、華やかに装った若い女たちのあいだに、質素な頭巾をかぶった年配の女が座っている。この種の絵では、店を切り盛りする取り持ち女である。ポットはHとPを組み合わせたイニシャルを寝台に記した。
板絵に年記はない。おそらく1794年にアムステルダムで、フランス・ハルスの弟で、こうした宴の場面を描くハールレムの画家として最も知られたディルク・ハルスの作として売られた絵である。1883年に購入したマウリッツハイス美術館の所蔵で、ウィレム5世ギャラリーに掛かっている。

