
Raphael, Portrait of Baldassare Castiglione, 1515. Wikimedia Commons. · PD
バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像
作品情報
ストーリー
ラファエロが描いたのは、親しい友人バルダッサーレ・カスティリオーネだった。外交官であり、『宮廷人』という書物の著者でもある。その本は、ひけらかさず上品にふるまう理想の紳士像を説き、当時のヨーロッパで広く読まれた。ラファエロは彼を、黒と灰色と白を抑えた色調で描いている。派手さを避けた装いそのものが、友の説いた美意識と重なっている。この肖像はのちにアムステルダムの競売に出され、それを目にしたレンブラントが素描を残した。彼の自画像の構えには、この絵の面影が受け継がれている。




