
Yanko Malinov · PD
バルトロメオ・パンチャティキの肖像
作品情報
ストーリー
1540年ごろ、フィレンツェのメディチ家に仕えた宮廷画家ブロンズィーノは、この若い男を冷たく澄んだ筆致で描いた。青白い肌、上質な衣服、何も明かさない視線。バルトロメオ・パンチャティキは教養ある人文主義者であり、市の政治家でもあった。この肖像が語らないのは、彼がやがて陥る危険である。若い頃、彼は北方からイタリアへ広まった宗教改革の思想に心を寄せていた。1551年、彼と妻ルクレツィアは異端の罪で告発される。二人が有罪を免れたのは、ひとえにコジモ一世大公が自ら間に入ったためだった。ブロンズィーノは妻ルクレツィアの肖像も描いており、二枚の絵は一対をなしている。背景には、絵全体と同じように冷ややかな建築が静かに横たわる。




