
Amedeo Modigliani · PD
デディの肖像
作品情報
ストーリー
1918年、戦争はパリの街そのものにまで及んでいた。ドイツの長距離砲が約120キロ離れた地点から市街を砲撃していたのである。モディリアーニの画商レオポルド・ズボロフスキは、抱えていた画家の何人かを安全な南仏コート・ダジュールへ送り出した。モディリアーニ自身は二年後に命を奪う結核をすでに患っていたが、この年は最も多作な一年で、約60点の肖像を描いている。これもその一枚である。描かれているのはオデット・アイダン、通称デディ、画家アンリ・アイダンの妻だ。彼はほとんどのモデルに与えたのと同じ細長い首と、わずかに傾いだ小さな頭を彼女に与え、愛したアフリカの仮面のように目をほとんど空白のまま残した。椅子の背にもたれ、丸みを帯びた肩をして、その表情は静けさと憂いのあいだにある。




