
El Greco · PD
ディエゴ・デ・コバルビアス・イ・レイバの肖像
作品情報
ストーリー
エル・グレコがトレドに着いたのは1577年、ちょうどディエゴ・デ・コバルビアス・イ・レイバが世を去った年だった。当代屈指の法学者であり、司教にして教会法の権威、トリエント公会議にも加わった人物である。つまり画家は本人を一度も見ていない。1600年ごろ、グレコはより古い一枚、アロンソ・サンチェス・コエリョが1574年に描いた肖像をもとにこの絵を仕上げた。だからこれは、すでに死んだ人の肖像なのだ。生き生きとした聡明な頭部はグレコ自身の筆によるものらしく、残りは工房の手になる。弟のアントニオは画家の友人で、《オルガス伯の埋葬》に描かれた人々の中に立っている。




