
Giorgione · PD
フランチェスコ・マリーア・デッラ・ローヴェレの肖像
作品情報
ストーリー
この肖像の少年は13歳ほどで、まるで自分の一生がどうなるかをもう知っているかのように兜を抱えている。彼はフランチェスコ・マリア・デッラ・ローヴェレ、のちの教皇ユリウス二世の甥であり、やがてウルビーノ公となって、時代でも指折りの落ち着かない軍人になる。教皇にもヴェネツィア共和国にも、代わるがわる雇われては解かれた人物だ。だが今、1502年ごろには、そのどれもまだ起きていない。この作品はヴェネツィアで活動した若きジョルジョーネに帰され、彼は少年を黒衣に包み、赤い外套を片肩に投げかけ、磨かれた兜の金属に光を受けさせている。その顔には、まだ戦を知らない少年の柔らかさが残っている。




