
Vincent van Gogh · PD
ジュリアン・タンギーの肖像
作品情報
ストーリー
タンギー爺さんと呼ばれたこの男は、絵具を練って売る商人だった。パリのクローゼル通りにあった小さな店で、金のない画家には掛け売りをし、しばしば代金の代わりに絵を受け取った。1871年のパリ・コミューンに加わって捕らえられ、のちに恩赦を受けて店へ戻っている。1880年代の半ば、セザンヌの絵をまとめて見られる場所はパリにこの店しかなく、若い画家たちはそれを見るために通った。ファン・ゴッホがタンギーを描いたのは1887年、三点あるうち最初に描かれたとされるのがこの一枚で、背景はまだ平らな暗い色のままである。あとの二点では、その背景が日本の版画で埋め尽くされることになる。




