
Élisabeth Louise Vigée Le Brun · PD
ダゲソー夫人の肖像
作品情報
ストーリー
エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ルブランがこの肖像を描いたのは1770年代の初め、つまり彼女がまだ十代のころである。ほとんど独学でありながら、すでにパリの社交界から引く手あまたで、画家組合に属さないまま報酬を得て仕事をしていたため、当局に一時アトリエを封印されたほどだった。まもなく彼女はアカデミーに加わり、画商と結婚し、十年とたたぬうちにマリー・アントワネットお気に入りの肖像画家となる。この絵の時点では、それはまだすべて先の話だ。描かれているのはダゲソー家の女性で、この家はフランス屈指の法曹の名門であり、最も名高い一人は国王の大法官を務めた。これは、彼女が二十歳にもならぬうちに注文に応じて仕上げていた、あの磨き上げられた社交界肖像画のひとつである。




