
Pierre-Auguste Renoir · PD
ピエール・シスレーの肖像
作品情報
ストーリー
1875年3月24日、ルノワールはパリのオテル・ドゥルオーで競売を組んだ。自分とモネ、ベルト・モリゾ、そしてアルフレッド・シスレーの作品、合わせて73点。客席からは野次が飛び、警察が呼ばれ、売上は費用をようやく賄う程度だった。21点を出したシスレーは、四人のなかでいちばん貧しかった。その同じ年、ルノワールは友人の息子ピエールを描いている。八歳ほどの子どもで、画面は縦27センチ、横22センチしかない。絵はシスレー家に残り、1899年に父が亡くなるまでは本人が、その後は娘のジャンヌが持っていた。人前に出たのは1907年、パリで開かれた、シスレーのアトリエに残された作品の展覧会が最初である。




