
Hans Holbein the Younger · PD
トマス・モア卿の肖像
作品情報
ストーリー
1527年、ホルバインはエラスムスの紹介状を携え、初めてイングランドに渡っていた。この肖像の主トマス・モアは、当時ヘンリー8世の側近で、まもなく大法官に上りつめる法律家であり、『ユートピア』の著者でもあった。ホルバインは、金の鎖と毛皮の襟、そして油断のない眼差しを、冷たいほど正確に描き出す。この絵の八年後、モアは国王を教会の首長と認めることを拒み、処刑された。首にかかる重い鎖は、このときはまだ王の信任のしるしだった。




