
Jean-Auguste-Dominique Ingres · PD
彫刻家ジャン=ピエール・コルト
作品情報
ストーリー
黒い巻き毛の青年は、彫刻家ジャン=ピエール・コルトーです。1809年に彫刻部門のローマ賞を得て、在ローマ・フランス・アカデミーの置かれたヴィラ・メディチに住み、そこでアングルと知り合いました。この小さな板絵でアングルは友人を、注文肖像画のような磨き上げた仕上げをせずに描いています。髪はのびやかな筆致で置かれ、白い襟は開き、コルトーは肩越しに振り返ってまっすぐこちらを見ています。右下には署名と1815という年、そしてフランス語で「ローマにて」の文字。コルトーはのちに復古ブルボン朝の王たち、続いてルイ=フィリップのために制作しました。パリの贖罪礼拝堂にある大理石のマリー・アントワネット像も、凱旋門で勝利の女神がナポレオンに冠を授ける群像も、彼の作品です。この板絵は1936年にアルジェの美術館のために購入され、1970年からルーヴルに寄託されています。




