肖像(バッティスタ・フィエーラとされる)

肖像(バッティスタ・フィエーラとされる)


作品情報

アーティスト
ロレンツォ・コスタ
制作年
1492
技法
板に油彩
種類
絵画
寸法
51.4 × 38.7 cm

ストーリー

板の裏にある古い書き込みは、この人物をマントヴァの医師で詩人のバッティスタ・フィエーラだとしています。けれどもロンドン・ナショナル・ギャラリーはこの名を断定せず、フィエーラを描いたと「される」肖像として扱っています。フィエーラはマンテーニャについて書き、コスタへの賞賛も口にした人物で、コスタ自身は1506年にゴンザーガ家の画家としてマントヴァへ移りました。ところが、光と影の強い対比は1490年代前半の作風を示しており、二人が同じ町に暮らすよりずっと前のことになります。誰なのかは、まだ決まっていません。男は、たったいま私たちに気づいたかのように、暗がりから振り向きます。首をかしげ、唇はわずかに開いています。画家は少しも美化していません。赤い髪は肩まで垂れ、頬には二つのいぼがあり、紫がかった衣は高い襟まで続いて、その下に描かれた石の縁があります。

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