
William Etty · PD
仮装舞踏会の準備
作品情報
ストーリー
ウィリアム・エティは、神話に取材した裸体画で名を上げ、いくらかの悪評も買っていた。家族の肖像を頼むには、あまり向いた経歴ではない。だからこそ、1833年にウェールズの保守派政治家チャールズ・ワトキン・ウィリアムズ=ウィンが、娘二人の肖像を彼に依頼したことには意味がある。姉のシャーロットは立って、腰かけた妹メアリの髪にバラとリボンを挿すのを手伝い、二人とも仮装舞踏会のために豪奢なイタリア風の衣装をまとっている。エティはこの絵に、ふだんよりずっと長く時間をかけた。1835年にロイヤル・アカデミーへ掛けられると、狙いどおりの働きをした。イギリスの上流階級を喜ばせられると示し、次の注文を呼び込んだのである。エティはヨークの生まれで、絵も今なおヨークに掛かっている。




