
ルーヴル宮グランド・ギャラリー改造計画
作品情報
ストーリー
1796年のサロンに、ユベール・ロベールはこの絵を長い題で出品した。「ヴォールトから採光し、奥への眺めを損なわずに区切る、美術館ギャラリーの改装案」という、ほとんど設計の注文書のような題である。ルーヴルが美術館として公開されてから三年。作品はグランド・ギャラリーに並んでいたが、光は側面の窓から入るだけだった。ロベールは1780年代からこの広間の整備計画に関わっていた。画中では、ヴォールトにガラスの天窓を開け、長い空間を対の円柱で区画に分けている。右側で画架に向かう画家は、作者自身である。1805年から1810年にかけて、建築家ペルシエとフォンテーヌは実際に、円柱とアーチでこの広間を区切った。この絵はのちに、サンクトペテルブルク近郊ツァールスコエ・セローの皇帝の宮殿で長い年月を過ごし、いまはシュリー翼に掛かっている。描かれた場所からは遠く離れた展示室だ。




