
Paolo Veronese · PD
井戸のリベカ
作品情報
ストーリー
旧約聖書の創世記によれば、アブラハムは息子イサクの妻を探すため、年老いた僕を故郷へ遣わしました。僕はナホルの町の外にある井戸で祈り、水を汲みに来たリベカが彼とらくだに水を飲ませたことで、彼女こそ定められた花嫁だと知ります。この絵では、婚約の贈り物をひざまずいた従者が差し出し、老人はその後ろに立っています。1580年代、ヴェロネーゼの晩年にヴェネツィアで描かれた、同じ大きさの聖書画十点の連作の一枚で、注文主はわかっていません。研究者は、この絵が同じ連作の「キリストとサマリアの女」と対になっていたと考えています。そちらでは、井戸で水を汲む女性が、見知らぬ旅人を救い主だと悟ります。ヴェロネーゼ本人の筆がどこまで入っているかは100年以上議論が続いており、ワシントンのナショナル・ギャラリーは現在「ヴェロネーゼと工房」の作品としています。




