抵抗する奴隷

Michelangelo, Rebellious Slave, 1514. Wikimedia Commons.

抵抗する奴隷


作品情報

アーティスト
ミケランジェロ
制作年
1514
技法
大理石
種類
彫刻
寸法
215 × 0.49 cm

ストーリー

ミケランジェロが1513年ごろ、教皇ユリウス2世の壮大な墓廟のために彫りはじめた奴隷像の一つだ。当初の計画では、40体もの人物像が並ぶはずだった。だが教皇が世を去ると、遺族との交渉のたびに計画は縮められ、この墓は数十年にわたってミケランジェロを苦しめ続けた。のちに「墓の悲劇」とも呼ばれる顛末である。縄で身をよじり、縛めから逃れようとするこの若者も、結局その墓に据えられることはなかった。ミケランジェロはこれを友人のロベルト・ストロッツィに贈り、像はやがてフランス王の手に渡っていく。荒く鑿の跡を残した背中と、なめらかに磨き上げられた胸のあいだに、未完成のまま手放された痕跡がのぞいている。

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