
Attributed to Michelangelo · PD
聖アントニウスの苦悩
作品情報
ストーリー
これはミケランジェロが手がけた現存最古の絵とされ、描いたときの彼はまだ12、13歳の少年だった。手本にしたのは、ドイツの版画家マルティン・ショーンガウアーの銅版画で、悪魔の群れに宙へ引き上げられ、責め苛まれる隠者聖アントニウスの姿である。少年ミケランジェロはそれを写しながら、下に風景を描き加え、聖人の表情を変えた。伝記によれば、悪魔たちの鱗を本物らしく見せるために、魚市場へ出向いて魚の鱗を写生したという。銅版画の白黒の線が、ここでは色と質感を得て、羽や毛や鱗のひとつひとつが生々しく蠢いている。




