エジプト逃避途上の休息

Gerard David · PD

エジプト逃避途上の休息


作品情報

制作年
1515
技法
油彩
種類
絵画
寸法
60 × 39 cm

ストーリー

1515年ごろ、ヘラルト・ダフィットが仕事をしていたブルッヘでは、裕福な家庭が家での祈りのために小さな板絵を求めており、画家はこうした場面でその需要に応えた。聖母は手前に静かに腰かけ、幼子に一房の葡萄を差し出す。当時の信心にとって、この白い葡萄は母の乳であり、同時に聖餐の血を暗示するものだった。その背後、木立にほとんど隠れて、ヨセフが棒で栗の木を打ち、実を落とそうとしている。さらに遠くには、エジプトへ逃れる一家の姿がかすかに見える。聖書の一場面が、こうして静かな家庭の情景へと移し替えられている。ダフィットはこの構図を何度も描いており、細部だけを変えた別の版が、いまワシントン、ニューヨーク、アントウェルペン、リスボンに残されている。

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