
Paul Cézanne · PD
レスタックの岩
作品情報
ストーリー
1860年代半ば、ポール・セザンヌは二十代半ばで、サロンには毎年落選していた。1866年10月、彼は友人の作家エミール・ゾラに宛てて、室内で、アトリエで描かれた絵は戸外で描かれたものにけっしてかなわない、という意味のことを書いている。この小品は、その考えが固まりつつあったころのものとされる。描かれているのはレスタック、マルセイユの西のはずれにある小さな工業の町で、母が家を借りていたためセザンヌは若いうちから通っていた。画面が小さく、絵具の置き方が速いことから、現地で一気に仕上げられたと考えられている。所蔵するエルサレムのイスラエル博物館は、この一枚を1865年ごろの作としている。




