大きなアーチと円柱のある廃墟

大きなアーチと円柱のある廃墟


作品情報

アーティスト
ジュゼッペ・ザイス
制作年
1730
技法
油彩

ストーリー

この画布の風変わりな形が、それが何のためのものだったかを教えてくれる。高さの二倍を超える横長で、幅は二メートル余り、高さは一メートルに満たない。そんな比率をわざわざ選ぶ者はいない。こうした絵は壁の決まった場所のために描かれた。おそらくは扉の上、あるいは羽目板の一続きに沿わせて、ヴェネツィアの邸館か本土のヴィッラに掛けるためである。主題はその装飾の役目によく合っていた。架空に連なる古代の廃墟、大きなアーチと、開けた空を背にした列柱は、1730年ごろに流行の一室をしつらえるための、古代世界をめぐる心地よい作り話そのものだ。古い館の目録は今も、これを第847番として記している。

この物語を音声で。アプリを入手。