
John Martin · PD
忘却の水を求めるサダク
作品情報
ストーリー
ジョン・マーティンは23歳、ほとんど無名の身で、1812年にこの絵をロンドンのロイヤル・アカデミーに出品した。のちに彼の名を高めることになる、あの巨大で目もくらむような場面への最初の挑戦だった。岩壁をよじ登る小さな人影がサダクで、1764年に出版された架空の東洋説話集『ジニーの物語』の主人公である。妻をスルタンにさらわれ、取り戻すためには世界の果ての泉から水を汲んでこなければならない。マーティンは一か月で描き上げたと言い、この絵は50ギニーで売れた。その後、原画は何世代にもわたって行方知れずとなり、小さな模写でしか知られていなかったが、スウェーデンで再び姿を現し、1983年にセントルイスへ渡った。


