
Raphael, Saint George and the Dragon, 1500. Wikimedia Commons. · PD
聖ゲオルギオスと竜
作品情報
ストーリー
20歳そこそこのラファエロは、手のひらに載るほど小さな板絵をいくつも描いていた。このルーヴルの《聖ゲオルギウスと竜》も、その一枚だ。白馬にまたがった騎士が槍を構え、乙女を苦しめる竜に立ち向かっている。ラファエロは同じ主題をもう一点、ほぼ同じ頃に描いており、そちらは今ワシントンにある。ワシントンの絵の騎士は、脚にイングランドの「ガーター勲章」の青い帯を巻いている。ラファエロの故郷ウルビーノの君主グイドバルド・ダ・モンテフェルトロが、イングランド王からこの勲章を授けられたのを記念する絵だったからだ。こちらルーヴルの一枚に、その紋章はない。より簡素で、物語だけを描いた、より早い時期の作である。




