
Raphael and workshop · PD
少年時代の洗礼者聖ヨハネ
作品情報
ストーリー
1518年ごろ、ラファエロはローマで最も引く手あまたの画家だった。ヴァチカン宮の壁画を指揮し、サン・ピエトロ大聖堂の造営も監督して注文をさばききれず、彼の名で世に出た作品の多くは実際には工房の手を経ていた。少年の姿の洗礼者ヨハネを描いたこの絵の作者が今も議論されるのは、そのためだ。ウフィツィ美術館はこれを「ラファエロ工房」の作とし、研究者のあいだでは、巨匠自身の手か、弟子のジュリオ・ロマーノやジョヴァン・フランチェスコ・ペンニの手かで意見が分かれている。ヴァザーリは『美術家列伝』でこの絵に触れ、ポンペオ・コロンナ枢機卿の注文だと記している。ラファエロは1520年、37歳の若さで世を去った。




