聖ミカエル

Bronzino · CC-BY-SA-3.0

聖ミカエル


作品情報

アーティスト
ブロンズィーノ
制作年
1525
技法
テンペラ
種類
絵画
寸法
94 × 59.5 cm

ストーリー

この板絵は、一時はポントルモの作とされていた。大鑑定家ロベルト・ロンギが1969年にポントルモとして発表したのは、トリノの美術館がこれを購入した三年後のことだった。ところが1973年、別の美術史家ルチャーノ・ベルティがこれをポントルモの作品目録から外し、その弟子である若きブロンツィーノに帰した。以来、その帰属が続いている。この取り違えは示唆に富む。1520年代の半ば、ブロンツィーノは二十歳を少し過ぎたばかりで、なおフィレンツェでポントルモと肩を並べて制作しており、師の手法にきわめて近く、数世紀ののちの専門家でさえ容易には見分けられなかった。それは大天使ミカエルの衣に見てとれる。重くふくらんだ衣の襞は、まさにポントルモそのものだ。ミカエルの背後の金地は、もとの絵にはなかった。のちに加えられたものである。

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