聖パウロ

聖パウロ


作品情報

技法
キャンバスに油彩
種類
絵画
寸法
120 × 92 cm

ストーリー

この絵に制作年はない。美術館は17世紀の第2四半期という四半世紀の幅で示すだけで、作者の欄も「リベーラに帰属」で止めている。分かっているのは所在の履歴のほうである。1772年、マドリードの新しい王宮の目録が作られたとき、この絵は王室礼拝堂の祭具室に掛かっており、385番として記録された。その385は今も画面左下に白で描かれたまま残り、すぐ下にはもっと薄い2747という数字も見える。パウロは二つの持物を同時に携えている。片腕の下に書簡集の分厚い本を挟み、もう一方の腕には斬首に使われた剣を横たえ、柄を握る手つきは武器というより道具のそれである。赤い外套が画面のほとんどを占め、背景は闇に沈んでいる。

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