
Claude Lorrain · PD
聖ウルスラの乗船のある港
作品情報
ストーリー
クロードは、当時の画家がふつう戒められていたことをやってのけた。太陽をほぼ画面の中央に据え、すべてをその光に正面から向き合わせて描いたのである。低い朝の陽が港の水面に金色の道を敷き、船は出航を待っている。物語は聖ウルスラ、伝説によればおとめたちの一行を率いて巡礼の旅に出たブリテンの王女で、階段の上に黄色い衣をまとい、赤い十字の旗を手にした姿で見つかる。だがクロードがいちばん心を注いだのは、この時刻とこの光だった。1641年にローマで、まもなく枢機卿になる聖職者ファウスト・ポーリのために描かれ、出航する船隊の青い旗にはバルベリーニ家の蜜蜂が記されている。




