
Claude Lorrain · CC0
日の出
作品情報
ストーリー
クロード・ロランがローマで描いたのは1646年ごろである。情景は時を超えた黄金時代のように見えるが、その光はまったく土地のもので、彼が明け方のローマ近郊を歩きながら観察したものだ。低い朝日が地平線を霞ませるさまを覚え込み、工房でそれを組み立てた。模作があまりに多かったため、彼は『真実の書』と呼ぶ帳面をつけ、完成した絵を一枚ずつ写して贋作を見破る備えとし、この作はリヨンの注文主のためだと記した。画面の下半分は年を経て暗くなったが、地平線沿いには、彼を有名にしたあの柔らかな輝きがなお見える。のちにこの絵は、ロンドン王立美術院の初代院長ジョシュア・レノルズの手に渡った。




