
Claude Lorrain · PD
シルウィアの牡鹿を射るアスカニウス
作品情報
ストーリー
1682年、晩年のクロード・ロランは、ローマの有力な注文主ロレンツォ・オノフリオ・コロンナ公のために、ウェルギリウス『アエネーイス』第7巻の一場面を描きました。戦争が始まる瞬間です。アエネアスの子アスカニウスがシルウィアの鹿を射て、その一矢が、到着したトロイア勢力と土地の人びとの争いを引き起こします。クロードはこの決定的な事件を、川と遠い丘、古典建築に囲まれた明るく静かな風景の中に置きました。シルウィアは傷ついた鹿に身をかがめ、周囲の人物にはすでに動揺が広がっています。左側のコリント式円柱は、依頼主コロンナ家の名をほのめかす細部でもあります。




