
海景、日没
作品情報
ストーリー
1774年の署名と年記をもつこの海景は、すでに別の注文主のために描いた絵の再制作である。もとになったのは、デュ・バリー夫人がルーヴシエンヌの館のために注文した一日の四つの時刻の連作のうち「夕べ、漁からの帰還」で、ルーヴルはその原作をフランス元老院に寄託している。
この再制作にも対の作品があった。同じ連作の別の一枚をくり返した月夜の海景で、いまはヴェルネの生まれ故郷アヴィニョンのカルヴェ美術館にある。その作品には「MNR」という記号がついている。第二次世界大戦後にドイツから戻ったものの、持ち主が見つからない作品を示す記号で、返還できる日まで国立美術館が保管している。
ここでは港に停泊する大きな帆船の向こうに日が沈み、浜では漁師たちが獲物をより分けている。この絵は1961年にヴィクトールとエレーヌ・リヨン夫妻から国に寄贈され、1977年にルーヴルに入った。




