
Raphael · PD
友人と一緒の自画像
作品情報
ストーリー
二人の男が肩を寄せるように立ち、手前の一人が振り返ってこちらを見ている。奥からまっすぐ見つめ返すのがラファエロ自身だ。前にいる友人は、画面の外にいる誰かを指さしている。その指の先に誰がいるのか、そしてこの友人が誰なのかは、剣術の師とも弟子とも言われ、今もはっきりしない。ラファエロがこれを描いた1519年ごろ、彼はローマ教皇に重く用いられ、サン・ピエトロ大聖堂の造営や大きな工房を束ねる、絶頂期の画家だった。その翌年、彼は37歳で急死する。二人の視線と指の動きが、画面の外の見えない三人目へと、観る者の目を導いていく。




