
Jan Matejko · PD
スタンチク
作品情報
ストーリー
マテイコがこの絵を仕上げた1862年、ポーランドはロシア帝国に分割支配され、翌年には一月蜂起が起きようとしていた。だが画家が描いたのは1514年、ヤギェウォ朝の宮廷である。奥の広間では王や貴族が舞踏に興じているのに、道化師スタンチクだけが手前で暗く沈みこんでいる。卓上の手紙は、モスクワ大公国にスモレンスクが陥落したことを告げていた。宴に酔う人々の中で、国の危機を見抜いているのは、最も身分の低い道化師ひとりだけだ。マテイコはこのとき24歳で、スタンチクの顔に自分自身の面影を与えたと言われている。




