
Vincent van Gogh, Still Life with Brass Cauldron and Jug, 1885. Wikimedia Commons. · PD
真鍮の鍋と水差しのある静物
作品情報
ストーリー
1885年の秋、ブラバントの村ヌエネン。その年の三月まで父が牧師を務めていた土地で、ファン・ゴッホは織工や農民を描いていた。やがてモデルが来なくなる。村のカトリック司祭が、牧師の息子のために座ることを教区民に禁じたからで、この規模の村ではそれで話は決まった。
そこで彼は、歩いて出ていかないものを描いた。鍋と陶の水差しとじゃがいもを、机の上に置く。部屋は、そのカトリック教会の堂守から借りていた二間である。静物としては大きく、65×80センチほどある。十月にはテオへ、こういう絵は売りにくいが恐ろしく役に立つ、冬のあいだ描き続けるつもりだと書いた。
冬は別の土地で過ぎた。11月にアントウェルペンへ向かい、この台所の静物の一群は、彼が村で描いた最後の仕事に近い。




