
Vincent van Gogh · PD
銅製コーヒーポットと二つの白い鉢のある静物
作品情報
ストーリー
銅のコーヒーポットと二つの白い椀を描いた、縦23センチ、横34センチの小品です。ゴッホがオランダ南部ブラバント地方の村ニューネンに暮らしていた時期の作品で、作品目録では1885年4月の制作とされています。ちょうどこの頃、ゴッホは大作《ジャガイモを食べる人々》に取り組んでいました。ランプの下で夕食をとる農民一家を描いたその絵の中でも、女性の一人がコーヒーを注いでいます。鍋や瓶、椀を並べた静物画を描き始めたのは前の冬のことで、近くの町アイントホーフェンの素人画家たちに絵を教えていた時期と重なります。ゴッホはこうした器を使って、光が物に当たると色がどう変わるかを研究しました。パリで画商をしていた弟テオは、ニューネン時代の絵を暗すぎると感じていました。これに対してフィンセントは、昔の巨匠たちを引き合いに出して、自分の暗い色調を擁護しています。この絵は現在、個人が所蔵しています。




