
Vincent van Gogh · PD
壺のある静物
作品情報
ストーリー
1885年の夏を戸外で過ごしたファン・ゴッホは、9月から10月にかけてニューネンのアトリエに戻り、家にある同じ陶器を使って静物画を七点続けて描いた。ここにあるのは四つの陶器の壺と瓶、そして白い鉢である。当時はフランスの批評家シャルル・ブランの色彩論を読んでいて、補色は互いを強め合うという考えをここで試している。器の性格は隣に置かれたものの色から生まれるという考え方だ。ただし絵具は調子中心のままで、画面全体は暗い。筆はほぐれ、ところどころ厚く盛り上がっているが、遠近法はまだ追いついていない。横倒しの壺は、卓の上に浮いているように見える。




