
習作
作品情報
ストーリー
この斜面に生えているのはリュウゼツランで、ギリシャ在来の植物ではありません。アガベ・アメリカーナはメキシコ原産で、16世紀の半ばごろヨーロッパに入り、はじめは庭の珍品でした。18世紀には地中海沿岸のどこにでもあり、農業のほうが使い道を見つけていました。等高線に沿って一列に植えると、分厚い株が斜面の土を押さえ、誰も通れない生け垣になります。南ギリシャの風景でいちばん古く見える部分が、ところによってはここ数百年の移入植物です。
題はただ「習作」。ラリスは自分のために描いていて、油彩・キャンバス、縦46センチ、横38センチ。美術館は制作年をまったく記さず、整理番号だけを与えています。




